メールやSNSからの流入を分けたいときは、担当者ごとに自由なUTM値を作らず、命名表を用意します。大文字・小文字や表記の違いで値が分かれるため、同じ施策を別のものとして集計しないようにします。GoogleのキャンペーンURLの説明
三つの基本項目をそろえる
| 項目 | 意味 | 架空の値の例 |
|---|---|---|
| utm_source | 送客元 | newsletter |
| utm_medium | 媒体の区分 | |
| utm_campaign | 施策 | ai_guide_september |
同じ施策の原稿違いを見たい場合は、運用に必要な範囲でutm_contentなどを使います。項目を増やす前に、何の判断に使うかを決めてください。例の値は説明用で、そのまま自社の命名規則になるものではありません。
個人を識別する値を入れない
メールアドレス、氏名、顧客番号などを安易にURLへ入れないようにします。URLは共有されたり、アクセスログや計測へ記録されたりするため、内部でだけ使うつもりでも情報が広がる可能性があります。Google Analyticsに送信するデータの扱いはPIIに関する公式説明も確認してください。
サイト内の関連記事リンクには、原則としてキャンペーン用UTMを付けず、リンククリックのイベントなど目的に合う方法を検討します。外からの流入と、サイト内の移動を別の問いとして扱います。
配布前に遷移と計測を確認する
命名表には施策、送客元、媒体、遷移先、担当、利用日を残します。URLを実際に開き、正しいページへ進むか、リダイレクト後の扱いに問題がないかを確認します。
レポートではセッションの参照元・メディアなど、見たい単位に合う項目を使います。定義を変えた場合は変更日を残し、以前の値と同じ条件で比較できるかを確かめます。
メールとSNSで、同じ施策を区別する記入例
UTMはリンク先URLに付けるキャンペーン情報です。次は同じ資料を二つの媒体で紹介する架空例です。example.comは説明用のドメインで、実際の配布先ではありません。
メール用
https://example.com/guide/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=ai_guide_202609&utm_content=main_link
SNS用
https://example.com/guide/?utm_source=linkedin&utm_medium=social&utm_campaign=ai_guide_202609&utm_content=post_a
施策名を共通にし、送客元と媒体、原稿違いを分けています。大文字や表記の違いが混ざらないよう、作る前に次のような台帳を用意します。
| 欄 | この例で決めること |
|---|---|
| 施策名 | ai_guide_202609に統一 |
| 送客元 | newsletter、linkedinなど一覧から選ぶ |
| 媒体 | email、socialなど用途と定義を残す |
| 原稿違い | main_link、post_a。受信者個人の番号にはしない |
| 確認 | 担当、遷移先、使用期間、変更理由 |
すでに?type=guideのようなクエリがあるURLには、二つ目の?を付けず、&utm_source=...と続けます。#sectionのようなページ内位置がある場合、UTMは#より前に置きます。値に空白や記号を使うときはURL生成ツール等で適切にエンコードし、見た目の文字列だけで判断せず完成したリンクを開いてください。
GA4で、流入と記事内クリックを分けて見る
外部リンクから新しく訪問するテストと、サイトを見ている途中で別のUTM付きURLを開くテストは条件が異なります。GA4では、新たなキャンペーン値を検出したことだけで新しいセッションは始まりません。イベントに関わる情報とセッション単位の情報を混同しないようにします。Googleのキャンペーンと流入元の説明
そのため、記事Aから相談フォームへ進んだことを知りたい場合は、内部UTMを増やす前に、記事パスとボタン位置を含むクリックイベントを検討します。配布前には、遷移先、UTM値、リダイレクト、計測許可やブロックの影響、レポートで見るディメンションを確認します。UTMを付けたことだけで、全訪問者や実問い合わせを把握できるとは限りません。
媒体ごとにURLの付け方が違い、どこから相談が来たか追いにくい場合は、いま使っている公開URLを一つお知らせください。命名と確認の手順から整理します。 計測運用の整理を相談