社内アクセスが多いサイトでは、試験操作が実際の訪問者の動きに混ざります。ただし、除外範囲を広くしすぎると、本来残すべきデータも失うため、対象の定義を確認してから有効化します。
GA4の内部トラフィック用データフィルタには、テスト、有効、無効の状態があります。有効なフィルタは受信データを永続的に変更するため、Googleはテスト状態で検証できる方法を示しています。内部トラフィックの除外の公式説明
どのアクセスを除くかを定義する
| 確認項目 | 判断すること |
|---|---|
| 対象者 | 社員、開発担当、外部制作担当など |
| 接続環境 | 固定IPか、出先や自宅で変わるか |
| 対象操作 | 閲覧、フォーム試験、デバッグなど |
| 必要なデータ | 動作確認のため残す情報 |
| 実施記録 | 設定日、担当、対象条件 |
社内のIP範囲と実際のアクセスが一致するかを確認します。固定でない環境を、古いIP設定だけで除外できると考えないでください。開発者トラフィックの扱いも、内部トラフィックと用途を分けて検討します。
テスト状態で影響を見る
公式の手順に沿って内部トラフィックを定義し、データフィルタをテスト状態にします。対象となる操作と、除外してはいけない操作を実施し、意図した分類になっているかを確認します。
想定通りであることを確かめてから、担当者が有効化を判断します。過去データまで遡って同じように消える操作とは扱わず、設定前後の比較条件を残します。
実受付の確認は別に続ける
フォーム試験を除いたつもりでも、本物の問い合わせが除外されていないかを点検します。GA4のイベント件数だけでなく、受付記録と照合します。担当者やネットワークが変わった際には定義を見直してください。
変更記録は、対象プロパティ、設定した条件、テスト結果、有効化日、再確認日を一つにまとめます。この記事は確認の順序を示すもので、現在の画面や権限は利用環境の公式手順で確かめます。
IPの定義とデータフィルタを、別々に確認する
内部トラフィックの定義は「どのアクセスに印を付けるか」、データフィルタは「その印があるアクセスをどう扱うか」の設定です。管理画面の構成は変わるため、作業時の表示とGoogleの設定手順を確認します。
- 実際に外部へ接続するときのIPを確認し、オフィス・VPN・在宅勤務のどれを対象にするか決めます。端末の社内向けプライベートIPをそのまま登録しないようにします。
- 内部トラフィックのルールでIP条件とtraffic_typeの値を定義します。例:traffic_type=internal。
- 同じinternalに一致する内部トラフィックのデータフィルタを作り、まずテスト状態にします。対象と対象外の両方を照合します。開発者トラフィック用のフィルタとは分けて確認してください。
- 探索の「テストデータのフィルタ名」などで、対象アクセスが分類されることと、対象外アクセスを巻き込まないことを確認します。反映には時間がかかる場合があります。
- 判定結果、対象範囲、設定日を記録してから有効化します。
固定IPのオフィスで成功しても、携帯回線や在宅接続が同じ判定になるとは限りません。対象外の端末からも確認し、広すぎるIP範囲で訪問者を除外しないようにします。有効な除外フィルタが処理したデータは後から復元できず、過去のデータを遡って除外するものでもありません。
社内アクセスを除外したいものの、顧客の訪問まで消さないか不安な場合は、現在の計測方法をご相談ください。対象の見分け方と、変更前の確認手順から整理します。 GA4計測の整理を相談