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GUIDE 14 / AIの基本

プロンプトとは?仕事で使える書き方と3つの例文

プロンプトの意味と、目的・材料・条件・形式のそろえ方を解説。会議、メール、記事の例文と、期待と違う回答の直し方を紹介します。

制作にAIを使用。具体例・計算例は説明用です。公開日:2026-09-20

この記事で扱うプロンプトは、文章を扱う生成AIに渡す質問や指示、回答の材料となる情報です。「この文章を要約して」もプロンプトですが、仕事で使うなら、誰が何に使う文章なのかまで伝えると、確認や修正がしやすくなります。

この記事では、文章を扱う生成AIを想定して、プロンプトの組み立て方と、会議・メール・記事の下書きに使う例を紹介します。例文は説明用に作ったもので、特定サービスでの実行結果や顧客事例ではありません。

プロンプトには、依頼と材料を入れる

「よい提案書を作って」だけでは、読み手、提案する商品、相手の要望が伝わりません。AIが知らない事情を、長い役割設定だけで補うこともできません。

Google Cloudの公式資料も、目的・指示・背景情報・出力形式などをプロンプトの構成要素として挙げ、結果を試しながら改善することを説明しています。Google Cloudのプロンプト設計資料

業務で最初に書く項目は、次の五つで十分です。

項目 書く内容 会議メモなら
目的 何に使うか 次回までの作業を確認する
材料 何を根拠にするか 利用が認められた会議メモ
依頼 どの処理をするか 決定事項と対応事項を整理する
条件 変更してはいけないこと 不明な担当・期限を作らない
形式 どんな形で受け取るか 項目・担当・期限・根拠の表

これらはTech.stが業務の依頼を整理するために提案する書式です。必ず五項目に分けなければ動かない、という技術上の決まりではありません。

例1:会議メモを、確認できる表にする

次の架空メモを使います。

運営担当:参加者向けの案内文は水曜までに私が作ります。
会場担当:会場の空きは確認できましたが、予約はまだです。
責任者:必要な席数を集計してから会場を予約します。集計日はまだ未定です。

依頼文は、短くても必要な条件をそろえられます。

以下の会議メモから、次回までに確認する作業を整理してください。
「作業/担当/期限/前提条件/根拠となる発言」の表にします。
明言されていない担当と期限は「未確認」と記載してください。
前提が決まるまで始められない作業は、その条件を残してください。
水曜が何月何日かは、日付情報がないため推測しないでください。

【会議メモ】
ここに、利用が認められたメモを貼ります。

確認例は次のとおりです。これは期待する整理の例で、特定サービスの実行結果ではありません。

作業担当期限前提条件根拠となる発言
案内文を作る運営担当水曜。具体の日付は未確認未記載運営担当「参加者向けの案内文は水曜までに私が作ります。」
必要な席数を集計する未確認未確認未記載責任者「必要な席数を集計してから会場を予約します。集計日はまだ未定です。」
会場を予約する責任者未確認席数の集計後責任者「必要な席数を集計してから会場を予約します。」

席数を集計する担当者は明言されていないため、発言者をそのまま担当にしません。責任者に担当と集計日を確認します。

空きが確認できたことを「予約済み」に変えず、席数の集計と予約の順番が残っているかを見ます。詳しい整理例はAI議事録から担当・期限を整理する方法で確認できます。

例2:長いメールを、相手が返しやすい文章にする

以下のメールの下書きを、用件が先に伝わる文章に直してください。
読み手:すでに一度打ち合わせをした担当者。
今回お願いすること:資料の送付時期を教えてもらうこと。
残す情報:資料名、必要な理由、こちらの希望日。
変えないこと:確定していない日程を約束にしない。
新しい実績、価格、相手の事情は加えないでください。
本文案と、私が確認する不明点を分けて出してください。

「自然に」「丁寧に」だけでなく、相手との関係と返答してほしい内容を渡します。送信先や実名などは、利用するAIに入力してよい情報かを先に確認してください。本文の生成と実際の送信は、別の作業として扱います。

例3:自社資料から記事の構成を作る

以下の自社資料から、初めて導入を検討する担当者向けの記事構成を作ります。
読者が知りたいこと:対象業務、必要な準備、導入後に担当する仕事。
出力:見出し案/その節で答える質問/使う資料の箇所/追加取材が必要な点。
資料にない効果や顧客事例は作らないでください。
根拠が足りない節は、文章で埋めず取材質問を残してください。

最初から完成原稿を求めず、見出しと資料の対応を確認すると、裏付けのない説明に早く気付けます。自社資料から記事を作成する手順もあわせて使えます。

期待と違う回答が出たときの直し方

困ったこと 次に直す箇所
抽象的な文章になる 読み手と、使う場面を具体化する
入力にない話が増える 根拠にする資料と、不明時の扱いを指定する
形式が毎回変わる 列名と、一行分の完成例を添える
重要な条件が落ちる 短文化する前に、残す条件を一覧にする

変更は一か所ずつ試し、同じ材料で結果を比べます。プロンプトが改善しても、資料そのものが古い、正解を判断する人がいない、といった問題は別に残ります。

社内で使うなら、例文だけを配らない

よく使う依頼文には、用途、入力してよい情報、完成例、人が確認する項目を添えます。担当者が変わっても同じ仕事を始められるようにするためです。入力の範囲は生成AIの社内利用ルールとそろえます。

自社の仕事に合うプロンプトを整えたい場合は、今の下書きと「いつも直している箇所」を、機密を含めない形で整理して業務へのAI活用を相談してください。

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