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GUIDE 57 / ルール・運用

AIのログ・保存期間・削除を決める|会話以外に残るデータの確認方法

AIサービスの保存期間と削除範囲を、画面・API・検索索引・ログ・バックアップに分けて確認。削除依頼の記録と、確認できない場合の扱いを整理します。

制作にAIを使用。具体例・計算例は説明用です。公開日:2026-09-20

AIの画面で会話を削除しても、その操作だけで業務に関係するすべてのデータが消えたとは判断できません。入力ファイル、連携先、処理ログ、検索索引、出力の保存先について、それぞれの保持条件を確認します。

データの種類ごとに保管場所を記録する

種類 確認先 残す記録
会話の入力・出力 利用サービスの公式条件と設定 保持期間と削除方法
添付した資料 アップロード先・元のストレージ 原本と複製の区別
検索用データ 検索基盤・索引 元資料削除後の反映
実行・監査ログ アプリと運用基盤 閲覧者と記録項目
バックアップ 利用サービスと管理者 保持と復元時の条件

「ログを長く残すほど安心」と決めず、調査に必要な期間、機密を含む程度、契約上の条件を管理者と確認します。履歴を読む権限も、AIを使える権限と同じにする必要はありません。

エラー通知に原文を貼らない

問い合わせ返信の処理で失敗した場合、通知には受付番号、失敗した工程、時刻を記し、問い合わせ全文を広い連絡先へ転送しない方法を検討します。詳細確認が必要な担当者だけが、権限のある保存先へ戻れる形にします。

試行時に架空の識別文字列を入力し、どこに記録が残るかを確認すると、見落とした保存先を探しやすくなります。ただし、画面で見えない内部保持条件までこの試験で証明できるわけではありません。公式条件や管理者の確認と合わせます。

削除は実行と確認をセットにする

削除対象、実行者、実行日、確認方法、残るデータと理由を記録します。元資料を消した後も検索回答に残る場合は、更新・再索引・キャッシュなど、構成ごとの反映方法を実装担当へ確認してください。

担当者交代や契約終了時にも同じ表を使い、引継ぎ先と削除範囲を決めます。事故調査に必要な記録がある場合は、独断で消さず組織の対応手順に従います。AI利用の入力ルールと、保存・廃棄の運用をつなげておくと判断が揃います。

どこから消えたのかを、保存先ごとに記録する

チャット履歴が画面から消えても、接続先のファイルや検索索引まで同時に消えるとは限りません。導入時に、サービスのプラン・設定・契約で確認できる範囲を分けます。

保存先 確認すること 記録する状態の例
画面の会話履歴 利用者削除と管理者削除の範囲 画面上で削除を確認
アップロード先・接続先 原本と複製の管理元 対象IDを指定して削除済み
検索索引・キャッシュ 再取り込みや失効の時期 削除依頼済み・反映待ち
操作・監査ログ 保持目的と保存期間 保持継続・閲覧制限中
バックアップ 消去の方法と適用時期 契約上の期限を確認・個別消去不可

これは各サービスに上記の機能があるという一覧ではなく、確認欄の例です。確認できない保存先を「保存なし」にしないでください。削除依頼には対象、依頼時刻、担当、結果の証拠、未完了箇所、再確認日を残し、処理の完了通知だけで全保存先の消去を断定しないようにします。

保存先が複数ある業務は、一覧を作った上で導入後の運用を相談してください。

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